
足の血液はどうやって心臓に戻る?

心臓から送り出された血液は、重力のおかげで足の先端まで流れます。
しかし、足の先端まで流れた血液は、今度は足から心臓に向かって帰らなくてはなりません。
普通に考えれば、えっ、何でそんなことができるの?
って思いますよね?
重力に逆らって血液という液体が下から上へ(心臓)へ向かっていくことはいっけん不可能なように思えます。
しかし、実際には足まで流れた血液は心臓の方向に向かって戻ってきます(笑)。
なぜ、そのようなことが可能なのでしょうか?
それは、足が心臓へと血液を送り出すポンプの働きをしているからなんです。
足の筋肉が伸縮することでポンプとなり、勢いよく足から心臓の方向へ血液を送り出します。
このように、足の筋肉がポンプの働きをしていることから、足は「第二の心臓」と呼ばれることもあるんです。
静脈血を引き戻せ!

この足のポンプ作用を、ミルキングアクション(milking action)といい、足の筋肉は乳絞りの要領で血液を押し出します。
この動きと静脈弁の作用により、逆流を防ぎ、真空を作り出し、心臓から遠く離れた場所から静脈血を汲み上げ、肺へと帰還させているわけです。
足には全身の筋肉の3分の2が集中していますが、なかでも、ミルキングアクションに重要なのはふくらはぎの筋肉です。
第二の心臓というのは、主に、このふくらはぎのことを指しています。
ですから、ふくらはぎの筋肉を動かす運動をすると、血液の循環が良くなるというわけなんです。
血液循環の原理がわかれば、血流を促進し、代謝を滞らせないことがいかに大切かわかると思います。
足の運動が不足しがちになったり、手をあまり動かさずにいると、静脈血が滞留します。
静脈から心臓へ返ってくる血液量が少ないとその分、心臓の方から血液を強く押し出して静脈血を還流させようとするので高血圧になりやすくなり、心臓や血管に過剰な負担がかかってしまいます。
また、手足の血行不良は、むくみ、冷え、のぼせなどの症状を引き起こします。
上下運動が血流と代謝を促す!

「流水は濁らず」「清水は腐敗しない」と言われます。
上下運動は、筋肉を増やすためでも、ダイエットのための運動でもありません。
血流を滞らせない、代謝を衰えさせないことを目的とした運動、それが「上下運動法」です。
『KV自然運動器を使った上下運動法』を紹介します。
写真のように、足首やふくらはぎ、あるいは手首を運動器に乗せて動かすだけ。
簡単でしょう?
たったこれだけの単純な運動ですが、ミルキングアクションを強くし、血流を促進し静脈血の循環(心臓への引き戻し)に大変効果があるんです。
上下運動法で静脈血を汲み上げ、代謝を促すと、二酸化炭素や老廃物がすみやかに排出され、同時に酸素や栄養の補給がスムーズに行われるため、血行不良による、冷え、むくみ、足の痛みなどが改善されます。
